#42 シリンジで強制給餌を試した日 2021.1.2 ①

夕方はいい顔してたね!

シリンジの扱い強制給餌=シリンジ(注射器等)や団子状にするなどして無理矢理食べさせること)について、私が伝えたいことの一つです。追って詳しくご説明します。

 魔の2時半は続く。
 また落ち着かない。どうやら習慣になってしまったようだ。

 この日は公園へ行っておしっこをした。食べられない分、水を多く飲むし、皮下点滴で体内の水分量が増加している。太郎くん自身も尿意のコントロールも難しいようだった。

 この日の朝はお肉類を少々食べるだけ。おやつにかけた。おやつなら食べてれくれるだろうと。

 しかし、おやつも拒否!
 なら、何でもいい。大好きなパンもあげたが、それも拒否!

 絶対的にカロリーが足りなかった。

 昨日、先生からは止められたが、私は強制給餌を試すことにした。買っておいたロイヤルカナン 腎臓サポート リキッドを開封した。

 ミルキーで舐めてみたら美味しかった。これなら太郎くんも飲んでくれるんじゃないか。

 これを与えるためのシリンジも併せて買っていた。初心者には扱いやすいとレビューがあった、ワンラック (ONE LAC) ワンラック 注入器 10ml (計量カップ付)も合わせて買っていた。

 ※ブラウザより上記リンクがうまく表示されない場合があります。他のブラウザ(Google Chome等)を試してみてください。

 少しずつリキッドを出すのがとても難しかった。太郎くんが誤嚥しないよう、口の横を引っ張り出し、ほっぺ裏に注ぎ込んだ。少しずつ少しずつ……。こうして書くのは簡単だけど、太郎くんに嫌がられないように素早くやるのが実に実に大変だった。(また詳しく書きます)

 シリンジで与えるのも2回分が限度だった。結局20mlしかあげられなかった。太郎くんの体重からするとロイヤルカナンのリキッドは1本(200ml)以上あげないといけないのに。この日はもう断念した。

 でも少しでも与えられてよかった。

 この日の夕方も先生は皮下点滴をしてくれた。太郎くんの前後も重病と思われる猫ちゃんわんちゃんがいた。それはとてもありがたいことだった。だからわが家は、この先生や看護師さんたちを責めるわけにもいかず、感謝との狭間で苦しんでいる。

 先生には、シリンジでリキッドをあげたことを告げた。先生は、難しいことかったでしょうと私を労い、誤嚥に気をつけて吐かないようならと続けてみてくださいとのことだった。でも、食べる以上のカロリーをシリンジで与えるのは実に大変なこと。食べるものならなんでもいいから、あげてくださいと。それを聞いて、もう太郎くんは来るところまで来てしまったのかなとも思った。体にいい悪いの問題ではなく、食べればなんでもいいなんて……

 でも皮下点滴の効果もあるのかな、といつも思う。その後、太郎くんは何かしら食べてくれるから。

 この日も、お肉とレバー、トマトとニンジンと、太郎くんの大好きなものは食べてくれた。カリカリご飯までは食べなかったけれど。

 そのせいか顔つきもよくなっていた。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました