第一章

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#68 もう、ぼくは……

ぼくの身体の中で何が起きているんだろう?  痛いよ、つらいよ、気持ち悪いよ…… 何も食べられないよ……  お姉ちゃんはぼくとの約束を破ったと言ってるけど、ぼくがお姉ちゃんとの約束を守りたくても守れなかった。約束を破ったのはぼくの方だ。  何...
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#67 シリンジでの強制給餌を本気で始めた日 2021.1.20

記録ノートを見ても、15時までスカスカだ。そして、私自身の筆圧が弱く、不安が前面に出ている。 震えては、死んだように眠ったまま。 ただじーっとしたまま…… 抱っこしておしっこに出すのがやっとの状態。 私は昨日決意した、強制給餌をすると……
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#66 死ぬよ!ほんと死ぬ!貧血注射をした日 2021.1.19

昨日一日落ち着かなかった太郎くんはやっと夜8時過ぎに寝たので、夜のおしっこにも行かなかった。寝ることを優先せさせた。日付が変わり、一眠りして目が覚めた頃、おしっこに連れて行った。 結構な量だった。そして帰ってくると、ひどく震えていた。 おしっこの後はいつもそうだった。
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#65 ニュートリカルで強制給餌、死ぬと本気で思った日 2021.1.18

魔の時間は、水をがぶ飲みしていた。おしっこに出した後もまた水を飲む。 明け方、私は浅い眠りが襲って絶叫してしまった。太郎くんへの不安から悪夢を見て恐怖に怯えたのだと思う。内容は覚えていないけれど。私が寝言を言うと太郎くんはいつもそばに寄り添って寝てくれた。
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#64 アンモニア臭がひどく、血液検査の結果が出た日 2021.1.17

血液検査の後遺症でもあったのか? 魔の時間どころか一晩中落ち着かなかった。うろうろしては宙を見る。気持ちわるそうにしている。 おしっこに行けば落ち着くかなと思ってもダメだった。朝方4時に水を飲んだ後(水もお湯と混ぜて人肌にしていました)、震えが止まらなかった。 アンモニア臭がする
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#63 血液ホルモン検査をして、ちくわを食べた日 2021.1.16

魔の時間は、お腹を冷やす時間だったようだ。 吐き気よりは、お腹が熱いようで冷たい床を探してはお腹を冷やしていた。それだけ熱を持っているのかなとお腹を触るとやはり熱かった。 そして、朝はカステラは食べず焼き鳥だけだった。
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#62 発症から一ヶ月経過した日 2021.1.15

魔の時間が復活した。 たった昨日一日だけだった、穏やかな夜は。 吐くことはなかったけど、顔をあげたり、宙を見渡したり…… なでなでして、子守唄風の歌ってあげるくらい。
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#61 闘病後一番落ち着いていた夜 2021.1.14

魔の時間がなかった。 恐れていたことがなかった! 吐かなかった!! そして、闘病してから、魔の時間(深夜2時〜3時)と名付けるくらい、気持ち悪そうにうろうろする時間が、全くなかた。 元気な時の寝方で、それはとても懐かしかった。
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#60 白い泡とメレンゲ状のものを2回吐いた日 2021.1.13

昨晩はご飯を食べた! でも、手放しには喜べなかった。ちゃんと消化して健康的な便を見るまでは。 そして、恐れていたことが起きた。 魔の時間、深夜2時。 太郎くんは、うろうろし始めた。そして吐いた。
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#59 便秘解消!ご飯を食べた日! 2021.1.12

ぐっすり寝ていた。調子いい時の寝方だった。 うれしい。 その分、朝方には我慢できなくなったようだった。朝4時におしっこへ。 この日もカステラを食べて、病院へ。 体重が9キロになっていた。 衝撃だった。便秘だというのに9キロなんて