父の闘病中に、私は資格の取得をしました。
両親のためにも早く新しい息子を迎えるべきだったとも思うのですが、太郎くんを失った悲しみからちょうど一年経った時に父の癌が見つかったため、現実的にそれは難しいことでした。父の抗がん剤が小さい命にどう影響するかはわからなかったですし。普通に考えて悪影響しかありません。
そこで、私も現実逃避という意味もあり、父が寝ている間や一人の時間に余計なことを考えないよう勉強に没頭いたしました。
資格を無事取得し、免許状を見せた時、父が「たいしたもんだ!」と褒めてくれました。
しかし、これを活かした職業に就くとまでは考えていません、次の太郎くんのためだけにと勉強し取得しました。そしていつか、ボランティアでも活かせたらなと思っています。
これらの資格の中で一番取りたかったのは、トリマーです。
自分でカットできれば、太郎くんを無理させることはなかったから。その日できるところからチョキチョキ切ることができれば、体調不良の時にでも無理させることはなかった。年を取れば取るほど難しくなります。
それになんといっても院内感染を防げるから。
現在、ペーパートリマーで実践できる日はまだまだ先になりそうですが、モデル犬での練習を定期的に行おうと思っています。
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