※シリンジでの強制給餌に必要な、「療法食・流動食」、「サプリメント・その他食品」、「アイテム・便利グッズ」については、下記リンクをご参照ください。
療法食・流動食
サプリメント・その他食品
アイテム・便利グッズ
1. 一日に必要なカロリーを導きます。
こちらのサイトが優秀です。
太郎くんの場合、年齢「12」才、体重「9」kg、「重篤・安静時」に設定。
最低限のカロリーを計算しました。
(安静時)1日に必要なカロリー=340 kcal
太郎くんだって「重篤・安静時」を乗り越えたら、自力で食べられるはず。私が頑張れるのはこの最低限のカロリーまでだと、自分にも無理ない設定にしました。
参考までに元気な時の摂取カロリーも計算しておきました。
太郎くんは、成犬「避妊・去勢をしていない」にチェック。
(健康時)1日に必要なカロリー=約580 kcal
算出した瞬間、え、これだけなの???と正直思ってしまいました。
人間だったら、カップラーメン1個とほぼ同じカロリー。それが太郎くんは摂取できないのかと思った瞬間、襲ってきた絶望たるや……
とはいえ、あの小さなシリンジであげられる量はほんのわずか。
安静時の340カロリーに。計算しやすいよう、下記の数字にしました。
2. 給餌が可能な回数と時間を設定します。
この時、緊急事態宣言中で業務もストップし、ほとんど在宅勤務でした。これは不幸中の幸いでした。私は、一日に5回と設定しました。(これが限界……)
回数を決めたら、なるべく等間隔に時間設定をします。
上記のように、なるべく太郎くんが元気な時の食事時間に自分が可能な時間を寄せていきました。
3. 各回に食事名、メニュー、摂取カロリーを設定します。
一回の摂取カロリーを設定、そしてそれぞれの回数に食事名をつけて、メニューを考えます。食事名をつけると少しでも気持ちが和らぎますし、わんちゃんにもわかってもらえるかなという気持ちからです。
そして、その食事名に応じた無理のないカロリー設定。ざっくりと.
太郎くんの場合は、このように設定しました。
太郎くんの場合、1は寝起きなのでリキッドやミルクだけにしました。
2と4は、元気な時のご飯の時間に近かったので、缶詰も入れてのご飯風味で。投薬もこの時間に。
3と5は、軽く、リキッドだけにしました。
この回数とこの時間設定だけ振り返っても、正直「無理」だと思いました。
もちろん、自力で食べた時には回数を減らします。太郎くんにも私にもご褒美としてお休み。
でも、一日一日が戦い。これがいつまで続くか……その不安ばかり押し寄せたり、太郎くんを苦しめているという自己嫌悪に苛まれ続けます。
だからこそ必要なのが、
私は、「太郎くんが自分で食べるまでのお手伝いをするだけなんだ」という強い気持ち。
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