※この記録ノート画像についての見方は、下記リンクで説明しています。
(太郎くんの服用薬とおやつの説明もあります)
↓
記録ノートを見ても、15時までスカスカだ。そして、私自身の筆圧が弱く、不安が前面に出ている。
震えては、死んだように眠ったまま。
ただじーっとしたまま……
抱っこしておしっこに出すのがやっとの状態。
もちろん何も食べない。母がバターは?と言った。
家には有塩バターしかない。でも、バターは良質なタンパク質で高カロリー。少しでも舐めてくれるなら。
やった! ペロペロしてくれた。でもそれもほんの少し。
私は昨晩決意した。
太郎くんとの約束を破り、シリンジでの強制給餌を開始する!
で強制給餌について調べまくった。太郎くんのご飯のサポートと思えばいいんだ。
ロイヤルカナンの腎臓サポート、リキッドをシリンジであげる。
※強制給餌のフード、シリンジはこちらをご参照ください
↓
太郎くんを捕まえて、私はあぐらをかくイメージで太郎くんを足で囲い、上半身は勢いよく、太郎くん全体を羽交い締めにする。隙や弱さを見せない。
お姉ちゃんは、やるよ! という強い意志。
どうしよう、できるかなの、次元じゃない、食べなきゃ死ぬからね!
だから、お姉ちゃんはやるよ!
これが太郎くんに伝わったのか、シリンジ(10ml)の2本分あげることができた。と言っても、たった20ml。29.4カロリーしか補えない。ないよりマシのレベル。
これから少しずつあげられればいい。そしてこれが火付け役となって、自分で食べ始めてくれたらいい。そんな願いを込めて。初回はこれで終えた。
このような状態なので、薬をあげることなんてできなかった。
お昼は病院で皮下点滴。
先生に強制給餌をしたことを言ったけれど、先生から特別のアドバイスもなかった。ただ大変でしょうと同情してくれるだけ。
私の中で、先生への不信感はマックスになった。
本当に皮下点滴を続けること方法はないの?
家に帰ってからは太郎くんはじっと寝たままだった。
そして、夕方のご飯の時間も強制給餌をした。でもシリンジ1本分が限界。太郎くんだってそんなに飲み込む力もない。
口の端にシリンジの先を突っ込み、誤嚥しないように慎重に注入していくが、それがどのくらいのペースでやっていいのか、私も試行錯誤しながらだった。
その私の集中力と太郎くんの忍耐力がシリンジ1本分が限界だった。
また2時間後、今度はロイヤルカナン 腎臓サポート ウェットフードを少々、リキッド、水を混ぜたのを作ってみた。結局、ウェットご飯とはいえシリンジに詰まるのでミキサーにかけた。大変だった。ミキサーにかけてもシリンジで注入できない粘度だった。そこでリキッドと水で薄める。水で薄めるだけ量が増え、カロリーは減ってしまう。カロリー分あげようとすると、相当な量になってしまった。
どうしたらいいんだ。
(強制給餌については詳しく別記事にします)
夜8時。母がダメ元で太郎くんが大好きな鶏レバーをボイルした。においをプンプンさせた!
太郎くんは食べた!
その中に薬(ラプロス)も入れることができた!
とっても嬉しかった!
シリンジでは太郎くんが自力で食べるほんの一口のカロリーもあげられない。
太郎くんが自力で食べてくれることが、どんなに嬉しいことか!
私だって強制給餌なんてやりたくない。
どうかどうか明日も食べてくれますように。
お食事サービス開始。
明日から入院させる? 日帰り入院する? 別の病院行く? あらゆることを考える。
カステラ、焼き鳥、おやつ全滅…… 太郎くんとの約束を破って、シリンジで食べさせた。私の寿命も縮んだ。やりたくない、疲れる……
この年で、犬を飼うことの大変さを知るなんて。食べないってこんなにつらいことだなんて。
太郎くんはまだアンモニア臭い。 強制的に食べさせて、ラプロスあげてどこまでよくなるか……
99%食べないものばかりあれこれ買うのも疲れてしまうけど、頑張るよ! やるよ! 絶対に治す!!
2021.1.20 太郎くんの闘病日記より
コメント