ペット強制給餌の最後の砦に、ニュートリカルについて
ペットが食べない時の強制給餌法
ペットが食べない時の強制給餌法として、以下の３つがあります。
- 団子状→カリカリご飯をお湯でふやかしたり、ウェットを丸めて、ペットの口にいれる。
- リキッド→リキッドご飯をシリンジに入れ、ペットの口に注入。
- ペースト・チューブ型→人間の指で、ペースト状栄養食をペットの上顎、歯茎にくっつける。
どれがオススメか、簡単か……これはペットちゃんによるのでなんとも言えないのです。なにしろ強制給餌自体が本当に本当に大変で、言うより想像するより本当に大変なんです！！
でも、この中で強いて言うのなら、ペースト・チューブ型がこの中では一番難易度が低いかなと思いました。
ペースト・チューブ型サプリメント、ニュートリカル
この代表商品が、ニュートリカル。犬用、猫用があります。ここでは犬用を使った場合の感想で進めます。
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私が使用した率直な感想を申し上げますと、
- これだけで栄養補給は無理。
- カロリー補給は気休め程度にしかならない。
- ただひたすら甘い。ベタベタ大変！
……と、ディスってばかりではありません。
- 何も口にしないより絶対にマシ！
- これで火付けになれば大成功！ これをなめて食欲が出るってことも大いにあり得ます！！
ニュートリカルの基本となる、カロリーはこんな感じでした。
太郎くんは９キロなので、１日にティースプーン約６杯＝168カロリーは必要でした。
このティースプーン１杯がかなりの量！！
コーヒーに入れるシュガーなんてさらさらしているから、「こんなもんか」と思ったら大間違い！この商品はベタベタ粘度がすごいのです。ティースプーンに出して、ワンちゃんがペロペロ舐めてくれればそりゃ簡単です。それだったら、本当に楽です。
でも、実際そう簡単にいかないのが、食欲が全くないわんちゃんなのです……
きっと元気な頃だったら太郎くんからペロペロ舐めてくれたのだろうけど。
人間の指に２センチくらい出して、
- わんちゃんの口を開けて、上顎につける
- わんちゃんのほっぺを伸ばして、ほっぺ裏or歯茎につける
- わんちゃんの鼻につける→わんちゃんが自分でペロペロする
と、これも簡単そうに見えるのですが……
太郎くんのように頑固なわんちゃんだと、舐めることもしないでそのまま。歯茎につけても、口の脇から唾液で薄まったベタベタした液が垂れてきます。その後、水を飲んでも、ニュートリカルの成分は飲み込んだ様子もなく、口をゆすいだようにただ器に残った水が濁っただけでした。
味はただただ甘いだけ。水飴で作った黒蜜のよう。べとべとした感じ。チューブから歯磨き粉のように指につけて、口の中に入れればいいのだけど、そう簡単には行かない。時間との勝負。一回失敗すると、指の上で体温のせいでゆるくなり、さらにベタついて大変。
ベタベタの大惨事〜
失敗すると甚大な被害が待っています……
特に長毛、短頭のわんちゃんは要注意！！（太郎くんのシーズーはまさにこれ！）
ニュートリカルの失敗で毛が汚れて、この日から顔が茶色になってしまいました。
投薬のサポートにも使える
アマゾンのレビューにもありましたが、投薬のサポート食品としても使いました。
粉末状にした薬と、少々のニュートリカルを指で練り合わせて、小さな団子状にします。それを歯茎につけたり、食べ物の中に入れてみたり。甘すぎるので、薬の味を消すのには役立った気がします。
まとめ
結局、一本使い切ることはできませんでした。
太郎くんのように口の中にずっと入ったままだと、虫歯の心配もあり辞めることにしました。
じゃあ、買うのやめようではないんです！！
このような結論に至るまで、
ペットが食べないとなると、何でもいいから試さないとわからないのです。
実際にやってみて、自分とわんちゃんとで一番の方法を見つけて行くしかない。
それが私と太郎くんの場合は、シリンジでの強制給餌でした。
このニュートリカルを私と太郎くんでは使い切れませんでしたが、舐めてくれるわんちゃんだったら、これは本当に助かる逸品です。これで食欲の火付けとなったら大成功です！
一つの選択肢として、緊急時のためにも、一本備えておくことをおすすめします。
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