#36 ごはんをほとんど食べなくなった日 2020.12.29

いつも太郎くんはこんな感じで車に乗ってたよね♪
15時の「かぼ茶」って何でしょうね^^; 香ばしいお茶かしら? んなわけないない〜

※この記録ノート画像についての見方は、下記リンクで説明しています。

 祈りは届かなかった。

 夜中、2時頃またそわそわし始めた。気持ちが悪く落ち着かない。うろうろと場所を変えては、視点が定まらないどこかを見て、吐き気を落ち着かせるように必死だった。私は、太郎くんに声をかけて背中を摩ってあげることしかできない。吐いていいんだよ、と言っても太郎くんはシーズーだ。頑固だから、自分が決めたポリシーは守ろうとする。

 結局吐くこともなく、それは朝5時まで続いた。それからしばしの睡眠。この数時間で太郎くんの免疫力が回復することを祈るばかり。

 朝の散歩は父が行った。私はその間少々の仮眠を取った。太郎くんが心配で一睡もできなかった。(これは太郎くんが旅立つ日までずっと、父が散歩に連れて行く間が私の仮眠タイムだった)

 11時頃のドライブはただの買い物。この日は天気がよく、太郎くんが大好きな車に乗ったら少しは気分が良くなるんじゃないかと一縷の望みをかけてしたことだ。最近は車に乗るのは病院に行くだけだったから。太郎くんは、シートにいたり、下のマットにいたり、自分の好きな場所を変えていた。

 この日も病院だった。明日は休診日。
 明日は点滴もできないとのことだった。

 そして体重は、9.3キロに減っていた。2日前の27日は9.6キロ。こんな短期間で0.3キロも減ってしまった。男性成人の体重に換算すると恐ろしい。2キロくらい減ったことになる。

 これ以上減らないようにしないと。太郎くんの食欲が戻ってくれますように。

 世の中は、年末。お正月の準備に追われていた。
 太郎くんのホームドクターはお子さんが産まれたばかりだったようだった。先生も一人の人間。年末年始は家族で過ごしたいに決まっている。こういう職業は常に葛藤の日々だと思う。命は助けたい、でも家族を犠牲にしてはいけない。その狭間で苦悩している先生は多いはずだ。
 だから、先生に年末の休診日までお願いしますとも言えなかった。

 しかし、父も私も皮下点滴の効果に疑問を持っていた。改善どころか悪化していたから。だから、明日皮下点滴しないことで、太郎くんにどう変化があるのか試したかった。むしろしない方がいいんじゃないかとさえ思っていた。

 点滴をした後に震えるし、そのことによって副作用もあるのではと。

 家に着き、もう一度ごはんをあげてみた。トッピング類しか食べなかった。カリカリご飯は太郎くんの中で消化が悪く受け付けないと判断したのだと思う。

 私は悩んでいた。迷っていた。

 明日は休診日。毎日病院通いだったから、おとなしく太郎くんを休ませるべきか。毎日嫌いな病院に行くことは太郎くんにとってかなりのストレスだから。

 いや、それとも違う病院に行ってみるべきか。

 明かに悪化している。

 ずっと尻尾が下がったまま。そして、目やにが多かった。目やには、免疫力のバロメーターだと認識していた。元気な時は、目やになんてなかった。しかも、この時期の太郎くんの体調不良の時の目やには、緑がかって妙な粘度があった。

 ずっとずっと悩んでいた。

 実は、前日とこの日は闘病日記を書いていない。記録メモのみ。
 一枚も写真を撮っていない。
 (トップ画像はこの半年前にドライブした時の写真です。)
 
 ひたすらどうするべきか調べていた。

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