愛犬に静脈点滴、入院させないと決めた日。皮下点滴を続けると決めた日。

#56 突然あの公園に行った日 2021.1.10 ①

この日も朝方に布団にもぐってきた。寒いのかな。エアコンもつけて、室温も２５度を保っていた。でも、寒いんだろうな。　静脈点滴どうしよう…… ひたすら考え悩み続け、朝の散歩へ行った。この日は不思議と尻尾も上がっていた。　その直後、悩みが吹っ飛ぶことが起きた。３０メートル先の公園に行きたいと太郎くんは私の顔をじっと見つめた。

#55 そして静脈点滴をするか悩んだ日 2021.1.9 ②

先生に相談した。　　昨日調べた、”日中病院で静脈点滴をして、夜の帰宅時に皮下点滴の併用治療”について。　二つ返事で「できます」とのことだった。ただ通常24時間かけて少滴ずつ行う静脈点滴を昼間だけとなるともちろん効果は望めないし、太郎くんの...

　静脈点滴（半日入院で静脈点滴、夜帰宅時に皮下点滴）はやめて、今まで通りにしようと決めた。
　今日は、カステラ食べたし、日中の場所移動の筋力を奪うのはどうかと思ったから。おやつの時間も奪えない。
　そんな中、号泣する女の人がいて苦しくなった。亡くなったんだ……猫ちゃんかワンちゃんかわからないけど、父もそれを見て明日は我が身と思ったに違いない……
　それから私も気分がすごく落ち込み、寝ようとしても寝れず、身体を横にしても、スマホ見たり、そして、可哀想な人のブログを見ては自分よりかわいそうだと思うことで、自分を鼓舞させたり。なんて最低な人間なんだ。
　結局、それも自己嫌悪に陥り、太郎くんを見ている方が落ち着いたり…… でも、日に日に弱っていく姿を見るのが怖い。特に散歩に連れて行くとそれがひと目でわかるから恐怖だ。今日だってうんこマンしていない。食べれば少し安心するし、食べないと落ち込んでしまう。
　どうしたら良くなるんだろう、正しい選択はどれなんだろう。他の行動をするべきだったのか？　今でも悩む。
　でも、母は悟っている。
　治るものは治る。太郎くんを信じるべき。私たちはサポートするだけだと。
　そう、治る時は治るんだ。太郎くんだって自分が食べられるもの、量を自分で調整しているように思う。治すように頑張っているんだ！
　先生だって、あれこれ試行錯誤しながら頑張ってくれている。信じよう。これ以上、誰かが無理をして何かがまた崩れないように。太郎くんをしっかりサポートできない。
　今、太郎くんは戦っているんだ！　ストレスをかけないよう、太郎くん自身が勝つ日を信じて！
　絶対に大丈夫！！
　一進一退、一喜一憂も辛いけど、二進一退、二喜一憂になって、その積み重ねになれば、絶対に大丈夫！！！
　太郎くんを心配させないよう、私は姉らしくいよう！
2021.1.10　太郎くんの闘病日記より