姉のひとりごと

【姉のひとりごと 8】運命を変えるなら早く!

運命を変えた日、長々と失礼しました。 振り返ってもこの日は特別で、この日があったから、あと2ヶ月間一緒にいられました。  太郎くんの13回目の誕生日も迎えられたし、父と母の誕生日も一緒に迎えられた。 でも、苦しく頑張らせて、ただ時間を引き伸...
第二章

#78 運命を変えた日の終わり 2021.1.21 ⑩

セカンドオピニオンへ行った。 真実が明るみになった。それは残酷なもの。それをどうして母に話してしまったんだろう。 嘘をつけばよかった。優しい嘘を。なんで全て話してしまったのだろう。 バカだ! 大バカだ! 全力でサポートして欲しいから、私一人...
第二章

#77 そして私は大馬鹿者だと心底思った日 2021.1.21 ⑨

家に着き、母は予想を遥かに超えた遅い帰りに待ちくたびれ、疲れきっていた。  私はその都度、心配しない程度のラインを送っていたが、状況がわからないだけにずっとやきもきしていたに違いない。  実は帰りの車で、母にはどう話そうか考えていた。  母...
第二章

#76 セカンドオピニオンで悩み、決めた日 2021.1.21 ⑧

その疑問とともに、次の疑問も浮かんだ。 それをセカンドオピニオンの先生にぶつけた。 「ホームドクターとはどうしたら?」 「確かに腎臓の数値も悪いので、皮下点滴を続けるのはいいと思います。そして、週一の貧血ホルモン注射は続けてください。ホーム...
第二章

#75 そして治す方法を知った日 2021.1.21 ⑦

セカンドオピニオンの先生は、血液検査の裏に描いた図の隣に、フローチャートを書き始めた。 これまたデキる家庭教師そのものだった。 原因とそれに対する治療 白血球が高い → バイ菌が悪さ → 抗生物質 + アドレスタン半量貧血 = ご飯を食べて...
第二章

#74 真実は残酷だと知った日 2021.1.21 ⑥

先生は、血液検査の結果の用紙を裏返しにした。  太郎くんの現状を説明し始めたのだ。 3色ボールペンを駆使して、とても綺麗な字とわかりやすい図を書いて説明してくれた。優秀な家庭教師のようだった。若いのにキャリアを感じた。毎日多数のペットたちと...
第二章

#73 そして真実が明るみになった日 2021.1.21 ⑤

先生は、エコーを見せてくれた。 白くて楕円状のものがあった。でも、そこはどこだかわからなかった。 「ここは胃です」 「え? 胃??」  思考と言葉が同時だった。 「そう、胃に大きな腫瘍があって、これがCRPがずっと高かった原因です」 「腎臓...
第二章

#72 セカンドオピニオンを実行した日 2021.1.21 ④

「大神太郎くん」  すぐに名前が呼ばれた。 若い女性が来た。ネームプレートには「動物看護師」とあった。まずは、問診票に書いたことのヒアリングだった。人間の病院と同じだった。  それからまた30分くらい待った。 太郎くんは車で待っていてよかっ...
《既往症(病気・ケガ)》

【病気・ケガ】11才、クッシング症候群になる。

おことわり  以下、別ブログで2019年10月に掲載した記事です。 太郎くんが、クッシング症候群と診断されるまでの経過とともに、処方された薬とサプリメントをご紹介いたします。ただし、サプリメントは素人判断で与えていたものであり、症状の改善と...
《既往症(病気・ケガ)》

【病気・ケガ】10才、精巣腫瘍で手術・入院しました。

太郎くんの既往症を別ブログ記事からアップします。これからのことを書く上で、既往症も重要になるので整理しておきます。 この精巣腫瘍は太郎くんにとって初めての大病であり、手術入院でした。以下、その当時のまま転載いたします。(このブログでは太郎王...