第二章#77 そして私は大馬鹿者だと心底思った日 2021.1.21 ⑨ 家に着き、母は予想を遥かに超えた遅い帰りに待ちくたびれ、疲れきっていた。 私はその都度、心配しない程度のラインを送っていたが、状況がわからないだけにずっとやきもきしていたに違いない。 実は帰りの車で、母にはど... 2022.02.10第二章
第二章#76 セカンドオピニオンで悩み、決めた日 2021.1.21 ⑧ その疑問とともに、次の疑問も浮かんだ。 それをセカンドオピニオンの先生にぶつけた。 「ホームドクターとはどうしたら?」 「確かに腎臓の数値も悪いので、皮下点滴を続けるのはいいと思います。そして、週一の貧血... 2022.02.06第二章
第二章#75 そして治す方法を知った日 2021.1.21 ⑦ セカンドオピニオンの先生は、血液検査の裏に描いた図の隣に、フローチャートを書き始めた。 これまたデキる家庭教師そのものだった。 原因とそれに対する治療 白血球が高い → バイ菌が悪さ → 抗生物質 + アドレスタン半量... 2022.02.04第二章
第二章#74 真実は残酷だと知った日 2021.1.21 ⑥ 先生は、血液検査の結果の用紙を裏返しにした。 太郎くんの現状を説明し始めたのだ。 3色ボールペンを駆使して、とても綺麗な字とわかりやすい図を書いて説明してくれた。優秀な家庭教師のようだった。若いのにキャリアを感じた。... 2022.02.02第二章
第二章#73 そして真実が明るみになった日 2021.1.21 ⑤ 先生は、エコーを見せてくれた。 白くて楕円状のものがあった。でも、そこはどこだかわからなかった。 「ここは胃です」 「え? 胃??」 思考と言葉が同時だった。 「そう、胃に大きな腫瘍があって、これ... 2022.02.01第二章
第二章#72 セカンドオピニオンを実行した日 2021.1.21 ④ 「大神太郎くん」 すぐに名前が呼ばれた。 若い女性が来た。ネームプレートには「動物看護師」とあった。まずは、問診票に書いたことのヒアリングだった。人間の病院と同じだった。 それからまた30分くらい待った。 太郎... 2022.01.30第二章
《既往症(病気・ケガ)》【病気・ケガ】11才、クッシング症候群になる。 おことわり 以下、別ブログで2019年10月に掲載した記事です。 太郎くんが、クッシング症候群と診断されるまでの経過とともに、処方された薬とサプリメントをご紹介いたします。ただし、サプリメントは素人判断で与えていたものであり、症状の改善... 2022.01.29《既往症(病気・ケガ)》
《既往症(病気・ケガ)》【病気・ケガ】10才、精巣腫瘍で手術・入院しました。 太郎くんの既往症を別ブログ記事からアップします。これからのことを書く上で、既往症も重要になるので整理しておきます。 この精巣腫瘍は太郎くんにとって初めての大病であり、手術入院でした。以下、その当時のまま転載いたします。(このブログで... 2022.01.28《既往症(病気・ケガ)》
第二章#71 セカンドオピニオンの準備をした日 2021.1.21 ③ まず、持ち物について説明しておこうと思う。 持ち物 血液検査データ→初回からのデータを全て処方薬→アドレスタン(クッシング症候群)、レベンタ(甲状腺ホルモン低下症)、ウルソ(肝臓)、ラプロス(猫用腎臓病)ICレコーダー... 2022.01.27第二章
第二章#70 そのためにセカンドオピニオンを決めた日 2021.1.21 ② 私は、父に行こうと告げた。 そして、仕事を切り上げた。この頃は2回目の緊急事態宣言中であり、経済もほぼストップしていた。仕事という仕事もなく、この日やるべきことは全て終えていた。 私は、どうしてもホームドクタ... 2022.01.26第二章