太郎くんの既往症を別ブログ記事からアップします。
これからのことを書く上で、既往症も重要になるので整理しておきます。
この精巣腫瘍は太郎くんにとって初めての大病であり、手術入院でした。
以下、その当時のまま転載いたします。
(このブログでは太郎王子と呼んでいました!)
2017年12月、太郎王子が手術しました。無事成功して、今は元気にしています。
12月は2代め太郎王子の旅立った月。2004年12月21日、14歳4ヶ月にて。
いつも見守ってくれてありがとう。太郎王子のことも守ってくれてありがとう。
2代め太郎王子は12才の頃、タマタマ(睾丸、精巣)に腫瘍があって、検査したら癌。その時すでに肝臓など血液検査の結果も悪く、その時もう全身転移してたのかな、睾丸全摘してから元気もなくなり寝てばかり。それから2年後に亡くなりました。思えば、2才で我が家に来た王子。前の家族がネグレクトで栄養失調でした。なので短い命かと思いましたが、それを考えるとずいぶん長生きしたなと思います。
で、現、3代め太郎王子。同じ運命になんてならない、なるわけがない。生後2ヶ月から我が家で育てた王子だもの。
きゃわいい〜〜〜
でも、もうすぐ10才。気にしていました。元気だと思っていた太郎王子の異変に気づいたのは、ある日曜日の昼下がりのこと。
かわいくお昼寝していた王子をパシャっと。
こんな感じで寝てるもんだから、ムツゴロウさんのごとく全身触りまくりました。そしてタマタマも。するとコリっと。え?気のせい?もう一度。全身凍りつき……
2代め太郎王子の時も去勢しておけば良かったのかな、と家族で話しました。でも精巣が原発巣とは限らない。むしろ去勢してしまってから元気が無くなったことがとても気になっていました。この3代め太郎王子を育てる間も去勢するか相当悩みました。でも麻酔アレルギー、そして病気でもないのに身体を弄ることは抵抗があり、この太郎王子も去勢しない自然のままに。(獣医だった祖父はホルモンバランス崩れるので去勢には反対。ご近所のワンちゃんは、去勢手術の失敗で早く亡くなっています。いまだに去勢の是非はわかりません)
で、数日後に父が連れられて病院へ。即、次の日曜日に手術となりました。連絡を受けた私は、仕事どころではなくなり(でもしなきゃならない)、合間に電話を。
で、どういう手術??
父→片方だけ摘出だろう
母→しこり部分だけでしょ?
私→全摘=去勢でしょ?
父は先生から話しを聞いていたのか?信頼してるからかお任せなのか?、私が質問しても答えられず。
そして、家族全員思っている手術内容が違うという……こりゃ、私が行けばよかったと後悔。
ならば手術日も行こうと。母は体調を崩しているので、父と私で行くことになりました。
手術前日
タマタマと青空散歩している時、この後ろ姿が可愛くて。
ナイスポージング!
大丈夫!と言い聞かせ、元気な姿もまた撮ることできると信じて。
で、手術当日。
普通にドライブだと思っていたであろう太郎王子……
病院に行っても、いつも通りの診察と思っていたことでしょう。
先生「手術はどうします?」
私(えっ?今、それ聞く?前回の診察の時に父にちゃんと話しておいてよー!!)
心の声をやんわりと伝え、疑問に思ったこと、不安なこと、2代目太郎王子のことなど全て先生と話して、相談した結果、摘出手術は片方だけとなりました。
ホルモンバランスが崩れるのが怖いので、最小限に。もし腫瘍が悪性だからといって、もう片方もなるわけではない。
先生も若いせいか、柔軟なお考えなのです。
太郎王子は3つの病院を使い分けてるのですが、ベテラン先生からは、去勢をずっとすすめられていました。
だからベテラン先生だったら、否応無く全摘だったなと思います。
「ほら、言ったでしょ」と言われながら。(ますますわからない、去勢の是非)
全身麻酔、一泊二日の手術入院。お昼に手術して、夕方4時頃に麻酔から目が覚めて電話連絡。
第一段階クリア。
同意書にサインしてしまったので仕方ないのですが……入院といっても24時間体制ではないのです。
先生は独立開業したばかり。スタッフが揃ってない、入院体制に心配がありました。ほんとココだけは失敗したな、と思いました。
先生が独立前の病院は総合病院的な感じだったので入院時も先生や入院ケア専門のスタッフもいるので万全でした。24時間体制ではないと言っても、先生はお近くに住んでるようだから気にして診てくれてたのかしら。監視カメラがあるとか、なんかしらケアがあったと思いたい。結局わかりませんでしたが
翌日まで電話がならないことを祈るばかり。いや、24時間体制ではないなら、何かあった場合には朝に電話がくるのかな、絶対に電話鳴らないでー!!
……ほんと寝られませんでした。こんなことなら、無理してでも家に引き取れば良かったと。
翌日すぐに迎えに。「クーーーンクーーン……」ずーっと悲しい声を出して鳴いてる王子が。胸が痛みました。受付の人も一人、看護師さんもいないから、鳴く王子を放置。前の病院で手術すればよかったと後悔しまくり……
でも、出てきた王子は元気でした!!歩ける!
あーーー、よかった〜
帰ったら、安心したのか疲れてぐったり。
手術痕はこのテープで隠れてわかりません。
(画像をカットしましたが、この文字のあたりに残った睾丸一つがあります)
このテープは抜糸までずっとつけてました。舐めないように腹巻きでカバーして12日間持たせました。
しかし2代め太郎王子と手術の場所が違うことにびっくり。あの時は全摘だったからか、タマタマの袋に縫い目がありました。
お薬のせいか、ぐったりしている日もあったり。
王子と一緒に寝ている私も、早めに寝てあげてました。(疲れて私も眠かった(^^;;)
で、今週末、抜糸とともに、腫瘍の分析結果もききに病院へ。
良性!!!!!
あーーー、よかった〜〜〜(iДi)
王子も自分でわかったようで、帰ってきてから走り回ったり、歌ったり、元気にとはいえタマタマが一つなくなり、ホルモンバランスも落ち着くまでは時間かかるかな。やはり寝てる時間は増えた気がします。そして、入院で淋しくつらかったんだよね……誰か側にいないと不安がります。
今、手術痕はキレイになってます。
この選択はよかったのかどうかわからないけど、よかったのだと信じて。
が、太郎王子が元気であれば大丈夫!
あーーー、よかった〜〜
コメント