【姉のひとりごと 9】太郎ロスがひどい季節

 しばらく更新ストップしていました。

 仕事も忙しく、雪山に行ったりと、日常生活を送ることにいっぱいいっぱいだったこともありますが、それに加えて父親の体調不良がありました。

 父と私だけは、母と太郎くんの闘病中に倒れることなく日々動いていましたが、ついにも父もかと。もう救急車を呼んだり、生死の心配をすることはしたくない。しばらく免除させてください勘弁してください、とお願いしたはずなのに(神様に?仏様に?謎)、これだけはわからないものです。
 今のところ大事に至らず、とりあえずは安心していますが。

 この春めいてきた季節。桜が蕾が緑からピンクに変わる季節。

 太郎くんの幻となってしまった14才の誕生日は、ひっそりと家族で迎えました。2月26日なので、ひなまつり用のケーキでお祝いしたこともありました(苦笑)でも今年は、両親も太郎くんの誕生日とわかっているのか私も敢えて口に出すこともなく、心の内でお祝しました。なので、記事にする気力もなく……
 さらには一年前の闘病記録を見るのも、画像、動画が見るのがつらくて、パソコンに向き合う気力がありませんでした。

 これまでは、まだ太郎くんが太郎くんであった時期だったし、治ると信じていた時期だったから綴ることができたのかもしれません。

 そんなに引きずって、とか、もう一年前のことじゃないと思われるかもしれないけれど、私にとっては、ついこないだのことであるし、太郎くんがいなくなってから時が止まり、毎日生き地獄だなと思い続けています。でも、なるべくそう思わないように頑張っている。つらい。会いたい。お茶目でマイペース、スタイル抜群で毛がふわふわな太郎くんに会いたい。
 最近夢に出てくる太郎くんはとっても元気。夢の中の私は懐かしい久しぶりな感覚に満ちて、嬉しいけれどどこか悲しい気持ちもあり……

 それに今、人生いろいろ思うことがあり、疲れています。
 睡眠中も布団に重みを感じることもしばしば。それは太郎くんがドスンと上に乗っかっているような重み。私も意識が朦朧としていて、霊界があるとするならば、私は幽体離脱でもできそうな状態で、霊界の太郎くんと一緒に寝ている状態なんじゃないかと思うくらい疲れています。あ、でも変な宗教や思想には感化されませんよ(笑)自分に都合よく信じているだけです。

 太郎くんのお気に入りスポットには、この花が咲いていました。

 春が来たなと感じる愛らしい小花。

 「オオイヌノフグリ」

 調べて笑ったのを覚えています。淡いブルーで可愛らしい小花なのに、わんちゃんのタマタマという意味らしく……
由来はこの花とは別の「イヌノフグリ」という花の実がそれに似ているからだそうです。でもその花よりも大きいから“大(オオ)”がついたとのこと。

 太郎くんは散歩中、クンクンしてばかりして全然進まないから、私も地面ばかりを見ていました。だから、季節を感じる草花や鳥が頭の中に知らずとインプットされています。このようにネットで調べてみたりして。

 太郎くんがいなくなってから、地面をじっくり見ることがなくなり、季節を感じられたのは太郎くんのおかげだったんだなと改めて思います。

 太郎くんが残した宝物は他にもたくさんありそうです。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました