【姉が声を大にして伝えたいこと 1】愛犬を入院させるということ

声を大にして伝えたい! 愛犬を入院させるということ

 太郎くんを入院させたのは、この約一週間が最後でした。2020年内に退院後、あとは自宅でずっと看病していました。

 今思うことは、

 入院=治る可能性がある

 ということ。
 だから、どんなにつらくても、悲しくても、さみしくても、先生に託しました。

 静脈点滴は、毛むくじゃらの奥にある細い血管に針を差し、ほんの数滴の薬剤を24時間かけて体内に入れる。これは、入院しないと無理なのです。できることなら入院なんてさせたくない。
 入院のストレスで死ぬこともあるくらいペットたちに取っては過酷なこと。これは飼い主だって同じ。心配で心配で、電話が鳴らないよう祈ってばかり……

 リモートで様子を見られるようにして欲しいねと家族で話していました。今の時代そんなことは簡単でしょうが、それはそれで少しのことでも心配になってしまう。見えない方が休まることもあるから、一長一短だなという結論になりました。

最大の問題は、夜。

 大きな病院の場合、専門スタッフがいたり、当直の先生がいたりします。でも、個人病院だと夜間は不在です。

 ホームドクターのところは、先生は近所に住んでいました。おそらくカメラ等で緊急時の様子はわかるようになっていたと思いますが、朝来たときに息を引き取っていたということは現実としてあるとのことでした。
 だから、開院前の朝8〜10時に電話がならないよう毎朝祈っていました。

同じく注意すべき、休診日。

 この日はスタッフが手薄になるため、休診日前の退院を打診されました。

 先生も入院時のリスクは避けたいがために、獣医師よりも経営者としての考えがどうしても優先してしまう。それが垣間見れてやるせなかったです。

ぜひ、病院の使い分けを!

 わが家は最初、独立開業しているA病院と、人間でいう総合病院のようなB病院と使い分けていたのですが、B病院で担当であった先生が独立開業したC病院へ通うことになりました。診察待ち時間も少なく通いやすかったため、いつの間にかこのC病院だけになってしまったのです。

 前の記事でも記しましたが、結局人間なので情や恩義を優先してしまう……

「毎回病院に連れて行っているのは俺だ。ここで違う病院にしたら、もうここには行けない。裏切るのか。いつも誠意を尽くして診てくれている。今までの病状も知っているし、そして、今後も太郎を病院に連れて行くのは俺だ」

 この父の一言が、決め手になってしまいました。

 でも、入院前に大きな病院に行って、セカンドオピニオンを受けていたら。大きな病院で入院だったら、また結果は違っていたと思います。
 この時は、太郎くんの体力も限界で緊急性もあったので、セカンドオピニオンを受ける体力なんてない! と思い断念しましたが、今思うと、まだ体力はあったなと。別の選択肢もできました。

 入院させる前に、今一度考えてみてください。

 他の選択肢がないか。

 そして、

 元気な時に、大きな病院と個人病院を使い分けておく
 どちらもいつでも行けるように、両方をホームドクターにしておく!

 これを声を大にして言いたいです!!!!!

 C病院だけとなっていた太郎くんにとっては、いつもかわいいって言ってくれる看護師さんたちがいたから、この病院でよかったのかなと思っています。というか、その選択肢しかなかった。
 違う病院で慣れない環境もそれはそれで、最悪な結果となっていたかもしれないから。

 だから、もう一度言います。

 元気な時に、万一、入院させることになってもいいように、大きな病院と個人病院の両方をホームドクターにしてください。

赤ちゃんやペットに安心の日本製暖房機【ケノンヒーター】
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました