犬の病気

序章

#8 サインは出ていた

 母の入院4日め。 母の容態が最悪だった。  洗濯物を預けた看護師さんから容体を伺い、ガラス越しに見た母の顔が浮腫んでおり、顔色は土色。ゾッとした。その帰りは泣きながらペダルを漕いだ。  太郎くんは、そんな私の様子を敏感に捉え...
序章

#7 太郎くんの追加されたルーティーン

 太郎くんの基本的なルーティーンは守った。  ただ、私が母の病院に行く時間の夕方6時半〜8時に、太郎くんは1階のリビングでお留守番(厳密には2階で父は寝ているのだが)することになった。 幸い母の病院は自転車で15分という近い場所だっ...
序章

#6 そして母がいない生活が始まった

 父、太郎くん、私だけの生活が始まった。  いい年をして独身、家のことは母任せだった。太郎くんを迎えた時に“マタニティブルー”になったように、「太郎くんを育てること=子育て」だった。まさにその時、結婚適齢期であった。当然、長い付き合...
序章

#5 ぼくのルーティーンを紹介します。

 時々、風邪を引いたり、お腹壊すこともあったけど、ご飯はおいしいし、おやつも最高!  完熟した甘いトマトは大好物。お姉ちゃんは、ぼくが大好きなものをいつも食べている。だから、お姉ちゃんが食べているもののチェックは欠かせない。  毎日...
序章

#2-3 2020.6-9不調のまとめ②

#2-3 2020.6-9不調のまとめ① #3 ぜったいに厄年なんだ! #2 ぼくは厄年なの? ……の続きです。 おしっこが完全に出なくなり病院へ。再びレントゲンを撮ることに。すると、尿...
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