#38 便秘になった大みそか 2020.12.31 ①

寝ている太郎くんと、「笑ってはいけない」を観ている父

 また始まった。深夜2時。
 昨夜より落ち着かない。太郎くんは水を飲んだ。

 負担になるので、できればトイレに行きたくない。この日は行かなくても大丈夫かなと思ったが、朝5時半、そわそわが激しくなった。仕方がない。寒くないようにして公園へ連れて行った。

 その後も、寝られずに場所移動ばかりしていた。

 朝ご飯は食べない、クロワッサンは少し食べた。もう何でもいいから食べて。それが着火剤となり、ごはんを食べ始めることが多かったから。でも昨日に続きこの日も朝は食べなかった。

 舌は血の気がなく薄い色だった。

 数時間父と一緒に寝た。
 私も寝不足続き。その間に仮眠を取った。

 太郎くんがそわそわし始めた。小さな狭い家は隣の父の部屋の様子もすぐわかる。
 私は太郎くんを迎えに行った。太郎くんは顔をあげ、おやつと言っているようだった。その時間だったから。リビングに連れて行き、おやつをあげると食べた!

 ほっとした。その後もご飯も3分の1は食べた。残しても食べたことが嬉しかった。

 夕方、病院へ。
 昨日は不安だらけの一日だったこと、舌が白いこと、夜中の吐き気、食べる量が減っていることを先生に伝えた。

 先生はそれだけ腎臓、肝臓を始め内臓の調子が悪くなっているのだと説明した。それを直すのに調合する薬もあれこれ考えているという。

 そして病院は1月4日までお正月休みに入る。その間も皮下点滴をしてくださるとのことだった。動物病院がお正月休みに入る期間、どうしようかとずっと不安だった。皮下点滴をしてくださるのなら、つまりは毎日診察してもらえるということだ。
 非常に嬉しく心強いことだった。しかしそれは嬉しい一方で、この後のセカンドオピニオンへの判断にも影響する出来事だった。

 病院から帰り2時間後、太郎くんはごはんを食べ始めた。半分くらいは残してしまったが、食べたことが安心だった。

 やはり皮下点滴は効果があるのかもしれない。

 この日、最大の心配事があった。便秘だ。
 “うんこマン”という愛称をつけるほど、太郎くんは便をよくする。便秘なんて珍しいことだった。いつもより食べる量は少ないにしても、一日出ないなんて。

 今、太郎くんの病状を追ってわかったこと。
 「便秘=内臓に出血があった時」ではないかと。そして、便秘が解消した時、深緑色した便のにおいとも違うどろっとした便をするのだ。そして、その便が出た後、急激にぐったりする。私はずっと内臓に出血があると、鮮血が混じる便かタールの真っ黒な便と勝手にイメージしていたけど違った。逆に鮮血の方が肛門に近いところだから病状としては軽度かもしれない。深緑色は抗生物質の影響という記述も見つけたけど、そればかりではない。胃など消化器の上部にある内臓から出血したサインなのだと思っている。

 どんなことがあっても時は過ぎていく。

 2020年も終わりだ。

 この時が愛おしかった。心に目に留めておきたかった。この日はいっぱい写真も動画も撮っている。
 来年の大晦日もこうでありたいと強く強く願った。

 

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