#82 主治医があきらめた日 2021.1.24

自力では立てない、水も飲めない状態。

私はシリンジで水を飲ますが、20CCくらいしかあげられない。

場所移動もしたいのに、身体が動かないのにイライラいしている様子。それも見ていられない。

朝方はお漏らしをしていた。シーツに。

そして呼吸は苦しそうな音がしていた。

主治医に訴えると、完全あきらめモードだった。

「家族で一緒にいる時間を大切に」

私が何を言っても、真剣に向き合ってくれない。ただただ、私がうるさい飼い主にしか写っていない。被害妄想なのか。

やりきれなくて、病院を出た後、駐車場で号泣した。涙が止まらなかった。

怒りと虚しさが渦巻く。病院の駐車場で泣いた。どうしてこんなことに……

太郎くんはやせ細り、自力で立てない。無理矢理頑張って、ハアハア……もう見ていられない。

私は逃げている。その現実を見たくないから、父におしっこを連れて行ってもらう。

シリンジでご飯をあげるも飲み込む力が弱っていて、誤嚥性肺炎が怖い。

A先生は完全放棄。早いうちにB先生に行くべきだった。

このふわふわなお顔。かわいい顔。あと二、三年は一緒にいられると思っていたのに、現実は数日なのか。

期待と絶望と不安で精神が崩壊しそう。仕事なんかしてられない。

会社で在宅もありがたいけおったり、何も手がつかない。土日もあっという間。

休暇取って太郎くんとの時間に専念したい。

ご飯はどうしたらいいんだろう。もっと効率よく太郎くんが無理なくカロリー摂取ができる方法はないのかな。

太郎くんがいないこの先の人生なんていらない!

2021.1.24 太郎くんの闘病日記より

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